公認スポーツ指導者養成テキスト

 共通科目III

財団法人日本体育協会 編集 2005年3月31日発行

 



はじめに 公認スポーツ指導者養成の基本コンセプト
公認スポーツ指導者制度の概要
「共通III」到達目標――本テキストで身につけてほしいもの



第1章 指導者の役割II

1 プレイヤーと指導者の望ましい関係
 1 望ましいプレイヤー像とは
 2 自ら考え工夫する環境とは
 3 『コーチング』スキル(1)〜『観察』&『承認』〜
 4 『コーチング』スキル(2)〜その他のスキル〜
 5 指導者が『コーチング』を身に付けると

2 ミーティングの方法
 1 ミーティングとは
 2 なぜミーティングをするのか
 3 ミーティング実施のポイント
 4 指導者としてのモラル

3 競技者育成プログラムの理念に基づく展開
 1 具体的な競技団体の事例
 2 長期的な視野に立った競技者育成の指導指針



第2章 アスリートの栄養・食事

1 アスリートの栄養摂取と食生活
 1 目的別の食事
 2 時期、目的による区分と栄養・食事のポイント
 3 競技者に多くみられる栄養障害
 4 栄養補助食品(サプリメント)について
 5 水分補給について



第3章 スポーツの心理II

1 メンタルマネジメントとは
 1 メンタルマネジメントの意味
 2 メンタルトレーニング

2 リラクセーション
 1 リラクセーションとは
 2 リラクセーショントレーニング

3 イメージトレーニング
 1 イメージトレーニングとは
 2 イメージトレーニングの目的
 3 スポーツにおけるイメージの利用
 4 イメージトレーニングの注意点
 5 まとめ

4 集中力のトレーニング
 1 集中力とは
 2 注意集中のタイプ
 3 集中力を妨害する要因
 4 集中力を高めるトレーニングの実際

5 心理的コンディショニング
 1 心理的コンディショニングとは
 2 心理的コンディションの指標としてのPOMS
 3 心理的コンディショニングとスポーツパフォーマンスとの関係について
 4 オーバートレーニングの防止としてのPOMS

6 プレッシャー、あがり、スランプの克服
 1 あがり
 2 スランプ

7 指導者のメンタルマネジメント
 1 指導者に求められるリーダーシップ
 2 内発的動機づけの視点から
 3 指導者のストレス
 4 指導者のメンタルマネジメント



第4章 身体のしくみと働き

1 運動器のしくみと働き
 1 筋・骨格・神経系のしくみと働き
 2 関節・運動器の機能
 3 神経のコントロール

2 呼吸循環器系の働きとエネルギー供給
 1 呼吸循環器系の働きとエネルギー供給

3 スポーツバイオメカニクスの基礎
 1 重力と慣性力
 2 重心
 3 力の合成・分解と力の効果
 4 内力と外力
 5 摩擦力
 6 運動量と力積
 7 反動動作と振込動作
 8 回転と慣性モーメント
 9 角運動量の保存
 10 流体からの抵抗
 11 揚力とマグヌス効果
 12 運動の力学的仕事とパワー



第5章 トレーニング論II

1 トレーニング理論とその方法
 1 トレーニングの考え方
 2 筋力トレーニング
 3 スピードトレーニング
 4 持久力トレーニング
 5 結語

2 トレーニング計画とその実際
 1 トレーニング目標の設定
 2 トレーニング・プログラムの設計
 3 トレーニング計画と疲労およびその回復
 4 トレーニング環境の整備と効果的遂行の条件

3 体力テストとその活用
 1 形態および身体組成の測定と評価について
 2 筋力・筋パワーの測定と評価について
 3 無酸素性能力の測定と評価について
 4 有酸素性能力の測定と評価について
 5 バッテリーテスト
 6 測定結果の活用に際しての留意点

4 スキルの獲得と獲得過程
 1 スキルとは
 2 スキルトレーニング
 3 スキルの獲得過程の特性と注意



第6章 競技者育成のための指導法

1 競技者育成と評価
 1 スポーツ指導と評価の必要性
 2 評価方法
 3 指導者のあり方についての評価

2 競技者育成システムにおける指導計画
 1 一貫指導の観点からの「競技者育成システム」の必要性
 2 指導計画の時期区分
 3 指導計画に考慮すべき内容・項目
 4 海外の競技者育成システム

3 競技力向上のためのチームマネジメント
 1 チーム(集団)とは何か
 2 チームマネジメントとは何か
 3 チームマネジメントを行うにあたって

4 競技スポーツとIT
 1 高度情報化社会の到来
 2 インターネットや電子メール、携帯電話を利用したスポーツ指導
 3 チーム(クラブ)内の連絡ツールとしてのITの活用
 4 映像を利用した技術指導
 5 映像を利用したゲーム分析



第7章 スポーツ指導者に必要な医学的知識II

1 アスリートの健康管理
 1 健康管理体制
 2 メディカルチェック
 3 体調面のコンディションのチェック

2 アスリートの内科的障害と対策
 1 急性障害
 2 慢性障害
 3 その他の障害

3 アスリートの外傷・障害と対策
 1 スポーツ外傷・障害の基礎知識
 2 頭頚部の外傷・障害
 3 上肢の外傷・障害
 4 体幹の外傷・障害
 5 下肢の外傷・障害

4 アスレティック・リハビリテーションとトレーニング計画
 1 アスレティック・リハビリテーションとは
 2 アスレティック・リハビリテーション実施上の留意点
 3 アスレティック・リハビリテーションの進め方
 4 アスレティック・リハビリテーションの組み立て

5 コンディショニングの方法
 1 ストレッチング
 2 テーピング
 3 アイシング
 4 スポーツマッサージ

6 スポーツによる精神障害と対策
 1 気分障害(Mood Disorder)特にうつ病について
 2 食行動異常(Eating Disorder)
 3 神経症性障害、ストレス関連障害、身体表現性障害、心身症
 4 薬物による精神障害
 5 睡眠障害
 6 そのほかの精神障害
 7 まとめ(指導者の心構え)

7 特殊環境下での対応
 暑熱対策・低温(寒冷)対策・高地対策・時差対策・感染症対策
 1 暑熱対策
 2 低温(寒冷)対策
 3 高地対策
 4 時差対策
 5 感染症対策

8 アンチ・ドーピング
 1 アンチ・ドーピングとは
 2 アンチ・ドーピング
 3 世界アンチ・ドーピング機構および日本アンチ・ドーピング機構について
 4 世界アンチ・ドーピング規程およびわが国の対応
 5 国内外におけるアンチ・ドーピング教育、啓発活動(国体での取り組み)
 6 ドーピングコントロールの全体像とドーピング検査
 7 結果管理
 8 制裁、上訴
 9 禁止物質と使用可能物質
 10 スポーツ指導者の役割



索引







赤字は山本執筆担当分)