スポ−ツ指導者のためのスポ−ツ医学

小出清一 福林徹 河野一郎、2000年9月発行、3,150円 南江堂 ISBN 9784524216154


1章 スポーツ医学総論

1 スポーツ指導者とスポーツ医学

2 スポーツ指導者が備えるべきスポーツ医学知識

2章 スポーツと健康管理

1 スポーツにおける健康管理


1.スポーツと心理
 A.スポーツの心理的特性
 B.スポーツの心理的効果
 C.スポーツとメンタルトレーニング

2.スポーツと栄養

 A.スポーツ選手の生活管理
 B.スタミナアップの食事例
 C.グリコーゲン(炭水化物)ローディング
 D.ウェイトコントロール

3.ドーピング

 A.ドーピングとはなにか
 B.ドーピングの歴史とドーピングコントロールの開始
 C.ドーピングが選手に及ぼす影響
 D.禁止物質の種類
 E.禁止方法
 F.一定の規制の対象となる薬物の種類
 G.注意が必要な薬物
 H.ドーピングコントロールの実際
 I.ドーピングコントロールを受ける選手に対しての注意
 J.ドーピング陽性となった場合
 K.選手をドーピングから守る

2メディカルチェック

1.内科的メディカルチェック
 A.スポーツのための内科的メディカルチェックの必要性
 B.スポーツ選手の突然死の実態
 C.スポーツのための内科的メディカルチェック
 D.メディカルチェックの運動処方への応用
E.スポーツのためのメディカルチェックの再実態

2.整形外科的メディカルチェック

 A.運動器メディカルチェックの必要性
 B.実施対象の選択
 C.メディカルチェックの実際

3章外科的スポーツ外傷・障害

1外科的スポーツ外傷・障害の基礎知識

1.外傷の分類、創傷治療のメカニズム
 A.外傷の分類
 B.創傷治療のメカニズム
2.障害の分類、発生のメカニズム
 A.障害の定義
 B.障害の分類
 C.障害発生のメカニズム(原因、機転)と予防
 D.障害の治療とスポーツ復帰
3.頭部外傷の救急処置
 A.救助活動の安全確認
 B.現場で行う救急処置
 C.頭部外傷と意識
 D.頭部外傷の分類
 E.痙攣
 F.競技への復帰
4.頸部外傷の救急処置
 A.頸部外傷の種類
 B.頸髄損傷レベルと麻痺像
 C.注意すべき症状と観察事項
 D.頸部損傷の鑑別診断
 E.スポーツ現場での対処
 F.患者の移送
5.四肢外傷の処置
 A.RICE処置
 B.現場での救急処置を行うためのシステムづくり

2リハビリテーションとスポーツ復帰

1.リハビリテーションとアスレチックリハビリテーション
2.アスレチックリハビリテーションの特徴
3.アスレチックリハビリテーションの進め方
4.アスレチックリハビリテーションの基本的順序
5.アスレチックリハビリテーションメニューの組み方
6.アスレチックリハビリテーションの実際
7.アスレチックリハビリテーション実施上の注意事項
8.競技復帰後の注意

3 部位別スポーツ障害

1.頭部
 A.脳震盪、頭蓋内血腫
2.頸部
 1.頸部の構造と機能
 2.頸部外傷を起こしやすいスポーツ種目
  A.いろいろな頸部傷害
3.肩・上腕
 1.肩の機能解剖
  A.外傷各論
  B.障害各論
4.肘・前腕
 1.肘関節の機能解剖
  A.頻度の多い肘・前腕傷害
5.手(手関節・手指)
 1.機能解剖
5−1.多く見られる手関節・手指の機能解剖
 A.骨折・脱臼
 B.腱・靭帯の損傷
 C.手関節の障害
 D.骨の障害
 E.神経・腱の障害
6.腰部・背部
 1.機能解剖
  A.外傷・障害
7.骨盤・股関節・大腿
 A.骨盤
 B.股関節
 C.大腿
8.膝
 1.機能解剖
 A.主な外傷・障害
9.下腿
 1.機能解剖
 A.外傷・障害
10.足・足関節
 1.機能解剖
 A.外傷・障害

4章内科的スポーツ障害

1内科的スポーツ障害の基礎知識

1.スポーツにおける適応と破綻
2.生理的変化と病的変化
3.スポーツと疲労

2内科的スポーツ障害

A- A.急性障害(疾患)
1.突然死
 A.スポーツに関連した突然死
 B.スポーツに関連した突然死の機序

2.熱中症
 A.熱中症
 B.熱中症の予防
3.意識障害
4.循環障害
5.過換気症候群
6.運動誘発性喘息
7.運動誘発性アナフィラキシー
8.自然気胸
9.低・高圧障害
10.溺水
11.減量障害
 A.減量障害
 B.パフォーマンスへの影響
 C.減量における留意点
A-B慢性障害
1.貧血
2.オーバートレーニング
3内科疾患とスポーツ
B- A.スポーツの可否
1.循環障害
 A.スポーツと疾患
 B.その他の循環器疾患
2.糖尿病と肥満
3.高脂血症
4.腎臓疾患
B- B.運動療法
1. 循環器疾患
2. 高血圧
3. 肥満

4運動処方

 A.運動処方の一般原則
 B.運動処方の目的
 C.運動処方のテクニック
 D.心肺持久力について
 E.エネルギー消費の測定
 F.筋骨格系の柔軟性
 G.筋フィットネス(筋力と筋持久力)

5救急蘇生法

 A.心肺蘇生法の手順
 B.止血法


5章スポーツ医学と境界領域の知識

1眼科

1. 眼球打撲(前房出血)
2. 雪盲

2皮膚科

1. 摩擦水疱(マメ)
2. 胼胝腫(タコ)
3. 鶏眼(ウオノメ)
4. ブラックヒール
5. 接触皮膚炎(かぶれ)
6. 日光皮膚炎
7. 凍傷
8. 足白癬(ミズムシ)
9. 股部白癬(インキンタムシ)
10. 接触性単純疱疹
11. コリン性じんま疹
12. 寒冷じんま疹

3耳鼻科

1. 鼻出血
2. 鼻骨骨折

4歯科


1. 歯の損傷
2. 顎関節骨折、顎骨骨折
3. マウスガード

6章スポーツ医学関連の知識

1成長期とスポーツ

 A.子どもとは
 B.体格や成長の評価方法
 C.最近の子どもの運動やスポーツの問題点
 D.なぜ運動やスポーツが必要か
 E.運動不足の現状は
 F.子どものスポーツ障害
 G.子どものための理想的なスポーツ指導
 H.工夫した練習
 I.欧米の子ども達のスポーツ

2中高年とスポーツ

 A.加齢現象と運動能力
 B.中高年におけるスポーツ障害の特徴
 C.慢性障害
 D.中高年のスポーツ障害の予防について
 E.中高年にふさわしい運動・スポーツ

3女性とスポーツ

1.女性の身体的特徴
 A.身体構成
 B.女性の生殖生理機能
2.競技スポーツ
 A.運動性無月経
 B.月経周期とコンディション
 C.月経周期調節
3.妊婦とスポーツ
4.中高年のスポーツ

7章スポーツ医学関連手技

1テーピング

 A.テーピングの原理
 B.テーピングの目的
 C.テーピングの一般的心得テーピングの実際

2ストレッチング

 A.ストレッチングの効果
 B.ストレッチングの種類
1.静的ストレッチング(スタティック・ストレッチング)
2.動的ストレッチング(バリスティック・ストレッチング)
3.PNFを応用したストレッチング
 C.ストレッチングの実際
 D.ストレッチング実施上の留意点

3スポーツマッサージ

 A.スポーツマッサージとは
 B.スポーツマッサージの効果
 C.スポーツマッサージの手技
 D.スポーツマッサージの原則
 E.スポーツマッサージを行ってはいけない場合
 F.スポーツマッサージの順序
 G.トレーニング、試合時のスポーツマッサージ


赤字は山本担当分。