筋の科学事典
―構造・機能・運動―

福永哲夫 編、2002年11月10日発行、18,000円+税 朝倉書店 ISBN 4-254-69039-8


序:身体運動を生み出す筋の構造と機能 

1.骨格筋の解剖と生理 
1.1 骨格筋の解剖学的基礎
1.2 筋の生理学的基礎

2.骨格筋の機能を決定する形態学的要因 
2.1 骨格筋の形状と機能
2.2 腱の構造と機能
2.3 身体運動における筋の機能を決定する構造的因子

3.筋の代謝と筋線維組成 
3.1 筋線維組成とトレーニング
3.2 ミトコンドリアとトレーニング
3.3 ミトコンドリアの遺伝子発現調節機構
3.4 筋収縮と循環調節
3.5 微小循環と毛細血管
3.6 使われることからみる乳酸の代謝
3.7 筋疲労

4.筋を活動させる神経機序
4.1 筋活動を制御する中枢神経機構
4.2 反射運動の神経機構
4.3 生得的複合運動の指令機構
4.4 筋活動の適切な指令量を決定する機構―到達運動の計算理論―
4.5 筋活動の適切な指令量を決定する機構―柔軟な自律歩行を達成する仕組み―

5.筋収縮の効率
5.1 筋収縮の効率の定義
5.2 効率の求め方
5.3 移動運動の効率と経済速度
5.4 効率を高める諸因子
5.5 スポーツスキルとしての効率の捉え方
5.6 筋張力から身体外力への変換

6.筋と環境
6.1 運動による骨格筋肥大と不活動による筋萎縮の機構
6.2 筋力にみられる加齢変化
6.3 筋の男女差と人種差
6.4 ベッドレストと筋力
6.5 筋と高所・低酸素環境
6.6 筋と宇宙

7.筋のトレーニング
7.1 概論
7.2 筋のトレーニングとその効果の実態
7.3 筋のトレーナビリティ

8.筋とスポーツ
8.1 身体運動における筋腱複合体の役割
8.2 身体運動の構築―シミュレーション研究
8.3 筋が発揮する力を推定する逆ダイナミクス
8.4 3次元画像分析法

9.人体筋の計測
9.1 筋のイメージング
9.2 筋の活動能力を測る
9.3 筋活動水準を測る
9.4 筋の代謝を測る―近赤外線分光法―
9.5 筋のダイナミクス

10.筋とコンディショニング
10.1 筋肉痛のメカニズム
10.2 筋の傷害と予防
10.3 筋とリコンディショニング
 10.3.1 筋力の回復・強化
 10.3.2 筋柔軟性の改善
10.4 筋の栄養

索引


赤字は山本執筆担当分)