公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト(7)アスレティックリハビリテーション

日本体育協会 編、2007年発行

A. アスレティックリハビリテーションの考え方

@ アスレティックリハビリテーションの定義

1.リハビリテーション・リハビリテーション医療の概念と定義
  a. 言葉の由来
  b. リハビリテーションの概念と定義
  c. リハビリテーションチーム
  d. 現在のリハビリテーションに求められるもの
2.わが国のアスレティックリハビリテーションの歩みと現状
  a. アスレティックリハビリテーションの歴史とターニングポイント
  b. 今後のアスレティックリハビリテーションに求められるもの

A アスレティックリハビリテーションの概要

1.アスレティックリハビリテーションの目標
2.アスレティックリハビリテーションの関係職種と役割
  a. アスレティックトレーナー
  b. 医師
  c. 理学療法士
  d. スポーツ指導者
3.アスレティックリハビリテーションの流れと留意点
4.アスレティックリハビリテーションで用いられる手法
  a. 運動療法(各種のエクササイズ)
  b. 物理療法
  c. 徒手療法
  d. 補装具
5.スポーツ復帰に際して考慮すべき事項

B 機能評価の考え方

1.機能評価の考え方
2.対象者、関係者とのコミュニケーションによる情報収集(問診含む)
3.機能評価に必要な検査・測定・テスト・観察

C リスク管理の基礎知識

1.実施施設や使用用具の問題による突発的な事故への注意
2.アスレティックトレーナーの指導内容と方法に関する注意
  a. 突発的な事故
  b. エクササイズ実施上の負荷設定の誤り
  c. 外傷部位の回復状態に関する知識・知識不足
3.スポーツ復帰後の二次的症状発生、再発への注意

B. 運動療法(アスレティックリハビリテーションにおけるエクササイズ)の基礎知識

@ アスレティックリハビリテーションにおけるエクササイズの目的

1.運動療法について
2.運動療法としての各種エクササイズ
3.エクササイズの適応と注意

A 筋力回復、筋力増強エクササイズの基礎知識

1.筋力エクササイズの適応と注意
2.筋力エクササイズを行う際に必要な評価とエクササイズのプログラミング
3.患部エクササイズと患部以外の身体部位へのエクササイズ
  a. ウォーキング・ランニング
  b. バイク(固定式自転車)
  c. アッパーサイクル
  d. 大筋群のエクササイズ(患部外のエクササイズ)
4.患部エクササイズの導入:機能評価結果の用い方
5.open kinetic chain exercise の適応と方法
6.closed kinetic chain exercise の適応と方法
7.OKCとCKCを関連づけたエクササイズ
8.自動運動によるエクササイズ
9.チューブによる抵抗を用いたエクササイズ
10.マシンを用いたエクササイズ
11.フリーウエイトを用いたエクササイズ
12.その他のエクササイズ

B 関節可動域回復、拡大エクササイズの基礎知識

1.関節可動域回復、拡大エクササイズの適応と注意
2.関節可動域回復、拡大エクササイズの導入
  a. 関節に関する基礎的検査
  b. 関節可動域制限の原因
  c. 筋短縮や筋萎縮を原因とする関節可動域制限
3.関節可動域回復・拡大のプログラミング
4.自動運動によるエクササイズ(ストレッチング)
5.他動運動によるエクササイズ

C 神経筋協調性回復、向上エクササイズ

1.神経筋協調性エクササイズの意義と注意
  a. 身体運動を最適にコントロール
  b. 感覚とバランス
  c. 代償運動
  d. フィードフォワードとフィードバック
  e. 全身調整力(コーディネーション)
2.患部の運動制約に考慮したエクササイズの考え方
  a. 全身運動と荷重位
  b. 運動制約期のエクササイズ
3.神経筋協調性エクササイズの導入:評価結果の用い方
  a. 評価の考え方
  b. 立位保持から姿勢変化へ
4.神経筋協調性エクササイズのプログラミング
  a. プログラミングについて
5.具体的な方法例

D 全身持久力回復、向上エクササイズ

1.全身持久力エクササイズの意義と注意
  a. 最大酸素摂取量とAT(無酸素性作業閾値)
  b. 乳酸を活かしたトレーニング
2.患部の運動制約を考慮したエクササイズの考え方
3.全身持久力エクササイズの導入
  a. 機能評価結果の用い方
  b. 実施種目の選択
4.全身持久力エクササイズのプログラミング
5.具体的な方法
  a. 心拍数から求めるAT:カルボーネンの公式

E 身体組成の管理に用いるエクササイズ

1.身体組成の管理に用いるエクササイズの意義と注意
2.患部の運動制約を考慮したエクササイズの考え方
  a. 上肢を用いたエクササイズ
  b. エアロバイクを用いたエクササイズ
  c. 水中エクササイズ
  d. 陸上でのエクササイズ
3.体脂肪の増加を防止するエクササイズの導入:機能評価結果の用い方
4.エクササイズのプログラミング
  a. 消費エネルギーの目標
  b. エクササイズの種目(競技種目と患部を考慮する)
  c. エクササイズ負荷
  d. エクササイズ時間と頻度
  e. リスク管理
5.具体的な方法

F 再発予防、外傷予防のためのスポーツ動作エクササイズ

1.スポーツ動作エクササイズの適応と禁忌
2.スポーツ動作エクササイズの導入
3.スポーツ動作エクササイズのプログラミング
4.スポーツ動作エクササイズの実際

C.物理療法と補装具の使用に関する基礎知識

T.物理療法

@ 物理療法学概論

1.物理療法の分類、生物学的効果、目的
2.スポーツ現場で物理療法を実施する際の留意点
  a. 競技者の訴えや症状を正確に把握する
  b. 症状の原因を把握する
  c. 症状に応じた物理療法を選択する
  d. 物理療法の刺激強度を吟味する
  e. 系統的な介入を実施する
  f. 物理療法の介入効果を検証する
  g. 競技者自信の自己管理の方法を適切に指導する

A 温熱療法

1.温熱療法の分類
2.温熱療法の生理学的効果
  a. 血管を拡張し、血流を増大させる
  b. 疼痛閾値の上昇など、神経・筋への効果
  c. 代謝率の上昇
  d. 組織伸展性の上昇
3.温熱療法の目的
  a. 疼痛のコントロール
  b. 可動域の増大
  c. 治癒の促進
4.温熱療法の実施方法
  a. ホットパック
  b. 渦流浴
  c. 極超短波(マイクロ波)
5.温熱療法の適応と禁忌
6.スポーツ現場で実施する際の留意点

B 寒冷療法

1.寒冷療法の分類
2.寒冷療法の生理学的効果
  a. 代謝の低下
  b. 一次的血管収縮と二次的血管拡張
  c. 毛細血管透過性の低下
  d. 神経活動の低下
  e. 筋紡錘活動の低下
  f. 組織粘性の増加
  g. 全身への効果
3.寒冷療法の目的
  a. 外傷後の応急処置として
  b. クーリングダウンとして
  c. リハビリテーションの補助手段として
4.さまざまな寒冷療法の実施方法
  a. アイスマッサージ
  b. アイスパック
  c. コールドパック
  d. 冷水浴
  e. コールドスプレー
  f. その他の方法
  g. 各寒冷療法の実施に当たって共通した注意事項
5.寒冷療法の適応と禁忌
  a. 適応
  b. 禁忌
6.スポーツ現場で寒冷療法を実施する際の注意点

C 電気刺激療法

1.電気刺激療法の分類
2.電気刺激療法の生理学的効果
3.電気刺激療法の目的
4.電気刺激療法の実施方法
  a.電気刺激方法
5.スポーツ現場で実施する際の留意点
  a. 経皮的電気神経刺激
  b. 治療的電気刺激

D 超音波療法

1.超音波の分類
  a. 温熱的超音波療法
  b. 非温熱的超音波療法
2.超音波療法の生理学的効果
  a. 温熱効果
  b. キャビテーション
  c. マイクロストリーミング、音響流
3.超音波療法の目的
  a. 拘縮改善のために
  b. 鎮痛のために
  c. その他の目的
4.超音波療法の実施方法(方法別)
  a. 直接法
  b. 水中法
  c. 照射時の注意
5.超音波療法の適応と禁忌
  a. 拘縮
  b. 疼痛コントロール
  c. 骨折
  d. 手根管症候群
  e. 禁忌と注意事項
6.スポーツ現場で実施する際の留意点
  a. 良い機器を使用すること
  b. 他の物理療法機器との併用を避けること
  c. 急性期での非温熱的超音波療法の可能性

E 鍼、灸、マッサージの有効利用方法

1.鍼灸療法
2.徒手療法
3.鍼灸療法、マッサージ療法の有効利用法
  a. スポーツ分野の鍼灸療法
  b. スポーツ分野のマッサージ療法
  c. 鍼灸・マッサージ療法に期待できること
4.鍼灸・マッサージ療法を行う際の注意事項

U.補装具

@ 補装具の使用目的

1.補装具とは
  a. 装具と補装具
  b. 装具の歴史
2.補装具使用の適応と禁忌
  a. スポーツにおける補装具
  b. 補装具の適応と禁忌

A 装具

1.装具の使用目的
2.アスレティックリハビリテーションで使用される装具の種類
  a. 予防用装具
  b. 治療用装具
  c. 再発予防用装具
3.足関節装具の種類・適応と注意・フィッティング
  a. アキレス腱断裂用AFO
  b. 足関節捻挫用装具
4.膝関節装具の種類・適応と注意・フィッティング
  a. 膝靭帯損傷用装具
  b. オスグット・シュラッターバンド
  c. 膝蓋骨亜脱臼用サポーター
5.腰部装具(軟性コルセット)の適応
  a. スポーツ外傷・障害で用いる腰部装具の適応
  b. 軟性コルセットのフィッティング
  c. 腰部サポーターと骨盤ベルト
6.頸部装具(ネックカラー)の適応と注意・フィッティング
  a. ネックカラーの適応
  b. 頸部装具のフィッティング
7.各種上肢装具の適応と注意
  a. 手関節痛用サポーター
  b. テニス肘バンド
  c. 肩関節機能低下用サポーター
  d. クラビクルバンドと肩鎖関節装具

B テーピング

C 足底挿板

1.足底挿板の使用目的
  a. 足部アーチ構造
  b. 歩行・歩行周期における足部アーチ機能
2.足底挿板の種類
3.足底挿板の適応と注意

D.外傷ごとのリスク管理に基づいたリハビリテーションプログラミングと実践(体幹)

@ 頚椎捻挫へのアスレティックリハビリテーション

1.医師から得ておくべき医学的情報
  a. 頸部とスポーツ外傷
  b. 頸椎捻挫とは
  c. 頸椎捻挫の損傷部位
  d. 典型的な頸椎捻挫の受傷機転
2.アスレティックトレーナーによる情報収集の具体的項目と収集方法
  a. 頸椎捻挫の発生要因
  b. チーム所属のアスレティックトレーナーによる確認事項
3.特に注意を要するリスク管理
  a. 頸椎捻挫を重症化させる要素である先天的要素
  b. スポーツ現場での頸椎捻挫の応急処置
4.評価に必要な検査・測定の項目と手順
  a. 関節可動域テスト
  b. 疼痛誘発テスト
  c. 徒手筋力テスト
5.患部への強い負荷を要するスポーツ動作(あたり)開始前のリハビリテーション内容(エクササイズ,物理療法,補装具)
6.あたり開始後のリハビリテーション内容
7.スポーツ動作における注意点
8.競技種目特性への配慮
9.スポーツ復帰の目安

A 腰部疾患へのアスレティックリハビリテーション

1.代表的な腰部疾患の概要
  a. 腰椎椎間板へルニア
  b. 腰椎分離症
  c. 筋・筋膜性腰痛
2.医師から得ておくべき医学的情報
3.アスレティックトレーナーによる評価
  a. 情報収集の具体的項目と収集方法
  b. 姿勢の観察
  c. 腰痛発生動作の確認
  d. 疼痛の評価
  e. 関節可動域の評価
  f. 筋力の評価
4.ゴール設定
5.アスレティックリハビリテーション
  a. 物理療法・補装具療法
  b. 運動療法
6.スポーツ動作・種目特性における考慮点
7.スポーツ復帰の目安

E.外傷ごとのリスク管理に基づいたリハビリテーションプログラミングと実践(上肢)

@ 肩関節前方脱臼へのアスレティックリハビリテーション

1.情報収集
  a. 医師から得ておくべき医学的な情報
  b. アスレティックトレーナーによる情報収集の具体的項目
2.特に注意を要するリスク管理
3.評価に必要な検査・測定の項目と手順
4.メディカルリハビリテーション
  a. 物理療法
  b. エクササイズ
5.アスレティックリハビリテーション(コンタクト開始まで)
  a. ストレッチング
  b. 筋力トレーニング
  c. 協調化トレーニング
6.アスレティックリハビリテーション(コンタクト開始以降)

A 投球障害肩へのアスレティックリハビリテーション

1.医師から得ておくべき医学的情報
2.アスレティックトレーナーによる情報収集の具体的項目と収集方法
3.特に注意を要する患部のリスク管理
4.評価に必要な検査,測定の項日と手順
  a. 痛みの発生メカニズム
  b. 具体的な検査,測定
5.投球開始前のリハビリテーション内容
6.投球開始後のリハビリテーション内容
7.スポーツ動作における注意点
8.競技種日特性への配慮
9.スポーツ復帰の目安

B 外傷性肘 MCL 損傷へのアスレティックリハビリテーション

1.医師から得ておくべき医学的情報
2.アスレティックトレーナーによる情報収集の具体的項目と収集方法
3.特に注意を要する患部のリスク管理
4.評価に必要な検査,測定の項目と手順
  a. 疼痛
  b. アライメントと特殊テスト
  c. 関節可動域
  d. 筋力評価
5.あたり開始前のリハビリテーション内容(エクササイズ,物理療法,補装具)
6.あたり開始後のリハビリテーション内容(エクササイズ,物理療怯,補装具)
7.スポーツ動作における注意事項ならびに競技種目特性への配慮
8.スポーツ復帰の目安

C 上腕骨内側・外側上顆炎・非外傷性肘内側側副靭帯損傷

1.医師から得ておくべき医学的情報
2.アスレティックトレーナーによる情報収集の具体的項目と収集方法
3.特に注意を要する患部のリスク管理
4.評価に必要な検査,測定の項目と手順
  a. 疼痛
  b. 肘・手関節の観察
  c. 姿勢評価
  d. 疹痛誘発テスト
  e. 柔軟性・筋力
  f. その他の関節機能
5.投球(オーバーへッドモーション)開始前のリハビリテーション内容(エクササイズ,物理療法,補装具)
6.投球(オーバーへッドモーション)開始後のリハビリテーション内容(エクササイズ,物理療法,補装具)
7.スポーツ動作における注意点と競技種目特性への配慮
8.競技復帰の目安

D 手関節捻挫

1.情報収集および評価手順
2.特徴的な病態と評価ポイント
  a. 三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷,尺側手根伸筋健脱臼,遠位橈尺関節障害
  b . 舟状骨骨折
  c. 月状骨軟化症( Kienbock病)
  d. 有鈎骨骨折
3.リハビリテーション:エクササイズ,物理療法,補装具
4.スポーツ動作における注意点
5.競技特性への配慮
6.復帰の目安

F. 外傷ごとのリスク管理に基づいたリハビリテーションプ口グラミングと実践(下肢)

@ 足関節捻挫へのアスレティックリハビリテーション

1.医師から得ておくべき医学的情報
2.アスレティックトレーナーによる情報収集の具体的項目と収集方法
3.特に注意を要する患部のリスク管理
4.疾患ごとの特に注意,配慮を要する事項
5.評価に必要な検査,測定の項目と手順
6.ランニング開始前のリハビリテーション内容(エクササイズ,物理療法,補装具)
7.ランニング開始後のリハビリテーション内容(エクササィズ,物理療法,補装具)
8.スポーツ動作における注意点
9.競技種目特性への配慮
10.スポーツ復帰の目安

A 膝内側側副靭帯損傷へのアスレティックリハビリテーション

1.医師から得ておくべき医学的情報
  a. 確定診断
  b. 診断に基づく治療方針
  c. 治療計画とリハビリテーションプロトコール
2.アスレティックトレーナーによる情報収集の具体的項目と収集方法
  a. 受傷機転
  b. 受傷直後の評価
  c. 医師の診断結果
  d. メディカルチェックやフイットネステストの結果
  e. その他
3.特に注意を要する,患部のリスク管理
4.疾患ごとの特に注意・配慮を要する事項
5.評価に必要な検査・測定の項目と手順
  a. 腫脹・痛みなどの炎症所見
  b. ROM
  c. 筋力および筋機能
  d. 関節不安定性
  e. アライメント
6.ランニング開始前のリハビリテーション内容(エクササイズ,物理療法,補装具)
  a. 物理療法
  b. 補装具
  c. ROM エクササイズ
  d. 筋力増強トレーニング
  e. 協調性(バランス)トレーニング
  f. 患部外トレーニング
7.ランニング開始後のリハビリテーション内容(エクササイズ,物理療法,補装具)
  a. 物理療法
  b. 補装具
  c. ROM エクササイズ
  d. 筋力増強トレーニング
  e. 協調性(バランス)トレーニング
  f. スポーツ関連動作
8.スポーツ動作における注意点
9.競技種目特性への配慮
10.スポーツ復帰の目安

B 膝前十字靭帯損傷へのアスレティックリハビリテーション

1.医師から得ておくべき医学的情報
  a. 確定診断
  b. 治療方針
  c. 手術方法
  d. リハビリテーションプロトコール
2.アスレティックトレーナーによる情報収集の具体的項目と収集方法
  a. 受傷機転
  b. 受傷時の評価
  c. 医師の診断結果
  d. その他
3.特に注意を要する,患部のリスク管理
4.疾患ごとの特に注意・配慮を要する事項
5.評価に必要な検査・測定の項目と手順
  a. 腫脹・痛みなどの炎症所見
  b. ROM
  c. 筋力および筋機能
  d. 関節不安定性
  e. アライメント
6.ランニング開始前のリハビリテーション内容(エクササイズ,物理療法,補装具)
  a. 物理療法
  b. 補装具
  c. ROM エクササイズ
  d. 筋力増強トレーニング
  e. 協調性(バランス)トレーニング
  f. 患部外トレーニング
7.ランニング開始後のリハビリテーション内容(エクササイズ,物理療法,補装具)
  a. 物理療法
  b. 補装具
  c. ROM エクササイズ
  d. 筋力増強トレーニング
  e. 協調性(バランス)トレーニング
  f. スポーツ関連動作
8.スポーツ動作における注意点
9.競技種目特性への配慮
10.スポーツ復帰の目安

C 大腿屈筋群肉ばなれへのアスレティックリハビリテーション

1.大腿屈筋群肉ばなれ
2.医師から得ておくべき医学的情報
3.アスレティックトレーナーによる情報収集の具体的項目と収集方法
  a. 発生機転の詳細把握
  b. 発症時の状況把握
  c. 症状の確認
  d. 競技者の試合のスケジュール,チーム内の立場
  e. フィジカルテストによる身体諸機能のデータ収集
4.特に注意を要する患部のリスク管理
5.評価に必要な検査,測定の項目と手順
6.ランニング開始前のリハビリテーション内容
  a. エクササイズ内容
  b. 物理療法
  c. 補装具
7.ランニング開始後のリハビリテーション内容
  a. エクササイズ内容
  b. 物理療法
  c. 補装具
8.スポーツ動作における注意点
  a. ランニングにおける接地のタイミング
  b. キック後の下腿の巻き込み(ピックアップ)
  c. 接地時の足底の部位や足先の方向
  d. ランニング時の体幹の位置
  e. ステップ、ターン時の脚の使い方
9.競技種目別特性への配慮
10.スポーツ(競技)復帰への目安
11.スポーツ復帰後のコンディショニング

D 偏平足障害(過回内足障害)へのアスレティックリハビリテーション

1.医師から得ておくべき医学的情報
  a. 病変部位とその状態の確認
  b. 必要な整形外科的治療の内容の確認
  c. リハビリテーションの治療方針の確認
2.アスレティックトレーナーによる情報収集の具体的項目と収集方法
  a. 患部に関する医学的情報
  b. 患部外に関する医学的情報
  c. 競技者のトレーニングならびにリハビリテーションを実施する環境に関する情報
3.特に注意を要する患部のリスク管理
4.疾患ごとの特に注意,配慮を要する事項
5.評価に必要な検査,測定の項目と手順
  a. 問診
  b. 視診
  c. 触診
  d. 臨床徒手検査
6.ランニング開始前のリハビリテーション内容(エクササイズ,物理療法,補装具)
7.ランニング開始後のリハビリテーション内容(エクササィズ,物理療法,補装具)
8.スポーツ動作における注意点
9.競技種目特性への配慮
10.スポーツ復帰の目安

E 脛骨過労性骨障害へのアスレティックリハビリテーション

1.医師から得ておくべき医学的情報
  a. 病変部位とその状態の確認
  b. 必要な整形外科的治療の内容の確認
  c. リハビリテーションを含めた治療方針の確認
2.アスレティックトレーナーによる情報収集の具体的項目と収集方法
  a. 患部に関する医学的情報
  b. 患部外に関する医学的情報
  c. 競技者のトレーニングならびにリハビリテーションを実施する環境に関する情報
3.特に注意を要する患部のリスク管理
4.疾患ごとの特に注意,配慮を要する事項
5.評価に必要な検査,測定の項目と手順
  a. 問診
  b. 視診
  c. 触診
  d. 臨床徒手検査
6.ランニング開始前のリハビリテーション内容(エクササイズ,物理療法,補装具)
7.ランニング開始後のリハビリテーション内容(エクササィズ,物理療法,補装具)
8.スポーツ動作における注意点
9.競技種目特性への配慮
10.スポーツ復帰の目安

F 鵞足炎へのアスレティックリハビリテーション

1.医師から得ておくべき医学的情報
  a. 病変部位とその状態の確認
  b. 必要な整形外科的治療の内容の確認
  c . リハビリテーションを含めた治療方針の確認
2.アスレティックトレーナーによる情報収集の具体的項目と収集方法
  a. 患部に関する医学的情報として必要な項目
  b. 患部外に関する医学的情報
  c. 競技者のトレーニングならびにリハビリテーションを実施する環境に関する情報
3.特に注意を要する患部のリスク管理
4.疾患ごとの特に注意,配慮を要する事項
5.評価に必要な検査,測定の項目と手順
  a. 問診
  b. 視診
  c. 触診
  d. 臨床徒手検査
6.ランニング開始前のリハビリテーション内容(エクササイズ,物理療怯,補装具)
7.ランニング開始後のリハビリテーション内容(エクササイズ,物理療法,補装具)
8.スポーツ動作における注意点
9.競技種目特性への配慮
10.スポーツ復帰の目安

G 膝蓋大腿関節障害へのアスレティックリハビリテーション

1.医師から得ておくべき医学的情報
  a. 膝蓋大腿関節と膝伸展機構
  b. 膝蓋大腿関節障害の主な疾患と原因
  c. 画像診断
  d. その他
2.アスレティックトレーナーによる情報収集の具体的項目と収集方法
3.特に注意を要する患部のリスク管理
4.評価に必要な検査,測定の項目と手順
  a. 疼痛評価
  b. 関節可動域の評価
  c. 筋力評価
  d. 膝関節不安定テスト
  e. アライメント評価
  f. 全身関節弛緩性
5.ランニング開始前のリハビリテーション内容
  a. 非荷重位でのエクササイズ
  b. 荷重位でのエクササイズ
6.ランニング開始後のリハビリテーション内容
  a. ステップ動作
  b. ストップ動作
  c. ジャンプ・着地動作
7.スポーツ動作における注意点
8.競技種目特性への配慮
9.スポーツ復帰の目安

G.競技種目特性に基づいたリハビリテーションプ口グラミング

@ アスレティックリハビリテーションにおける競技種目特性

1.動作から見た競技特性
  a. 基本的な動作と連続性
  b. 静的運動と動的運動
  c. 動的スポーツの特徴
  d. 動的スポーツにおける構えの必要性
  e. 重心移動動作について
  f. 動作からみた外傷発生
  g. 代表的な外傷発生機転と動作
2.体力からみた競技種目特性
  a. 競技特性を踏まえたトレーニング処方
  b. 競技種目特有の体力要素の把握
  c. 各競技種目における筋活動様式のとらえ方
  d. 筋収縮のためのエネルギー供給系からみた分類
  e. 筋収縮様式の特異性
  f. 間欠的運動における持久力
  g. 疲労時の筋力
  h. 患部外トレーニングの処方
  i. 各競技種目における競技種目特性のとらえ方
  j. 基本的な動作および関連動作と体力とのかかわり

A 競技種目における動作特性と体力特性

1.陸上競技(各種目)
  a. 競技種目における代表的な外傷発生機転
  b. スポーツ復帰のための機能的・体力的到達目標
  c. 競技種目ごとのリハビリテーションプログラミングの要点
2.水泳
  a. 競技種目における代表的な外傷(急性・慢性)発生機転.機序
  b. スポーツ復帰のための機能的・体力的到達目標
  c. 競技種目におけるリハビリテーションプログラミングの要点
3.サッカー
  a. 競技種目における代表的な外傷発生機転
  b. スポーツ復帰のための機能的・体力的到達目標
  c. 競技種日におけるリハビリテーションプログラミングの要点
4.バスケットボール
  a. 競技種目における代表的な外傷発生機転
  b. スポーツ復帰のための機能的・体力的到達目標(具体的な動作について)
  c. 競技種目におけるリハビリテーションプログラミングの要点
5.バレーボール
  a. 競技種目における代表的な外傷発生機転
  b. スポーツ復帰のための機能的・体力的到達目標
  c. 競技種目ごとのリハビリテーションプログラミングの要点
6.ハンドボール
  a. ハンドボール競技の概要
  b. ハンドボールの競技のルール
  c. ハンドボールの競技上の特徴
  d. ハンドボールでみられる代表的な外傷と障害
  e. ハンドボールにおける膝前十字靭帯(ACL)損傷の予防
  f. アスレティックリハビリテーションと動きづくり
7.野球
  a. 競技種目における代表的な外傷発生機転
  b. スポーツ復帰のための機能的・体力的到達目標
  c. 競技種目ごとのリハビリテーションプログラミングの要点
8.ラグビー
  a. 競技種目における代表的な外傷(急性,慢性)発生機転・機序
  b. スポーツ復帰のための機能的・体力的到達目標
  c. 競技種目におけるリハビリテーションプログラミングの要点
9.格闘技(柔道,レスリング)
  a. 競技種目における外傷発生機転,機序
  b. スポーツ復帰のための機能的・体力的到達目標
  c. 競技種目におけるリハビリテーションプログラミングの要点
  d. 種目別ポイント
10.体操
  a. 競技種目における代表的な外傷発生機転
  b. スポーツ復帰のための機能的・体力的到達目標
  c . 競技種目ごとのリハビリテーションプ口グラミングの要点
11.スキー競技
  a. ACL 損傷の発生機転
  b. スキー競技に復帰するための機能的・体力的到達目標とそのリハビリテーションプログラムの要点
12.スケート競技
  a. 競技種目における代表的な外傷発生機転
  b. スポーツ復帰のための機能的・体力的到達目標
  c. 競技種目ごとのリハビリテーションプログラミングの要点


赤字は山本担当分。